11.繰上げ返済
住宅ローン借入後、返済に余裕が出てきたら繰上返済を検討しましょう。
繰上返済は、住宅ローン残高の全部を返済するほか、残高の一部を返済する(内入れ)することも可能です。
繰上返済をする場合、支払うお金全てが元金に充当されるため、そこにかかっていた利息が消えて無くなり、
返済総額を効果的に減らす事ができます。
また、繰上返済を行う際の手数料も、ネットバンキングなどを利用する事で、無料としている金融機関も多くなっています。
さて、繰上返済を行う場合ですが、返済期間を短縮する「期間短縮型」と、返済額を減額する「返済額軽減型」があります。
- 期間短縮型
- 返済期間を短縮するように、将来の返済分を前倒して返済します。それにより返済した元金にかかっていた利息が消滅しますが、 返済開始当初のほうが利息の割合が高いため、繰上返済が早ければ早いほど効果が大きくなります。
- 返済額軽減型
- 返済期間は変えずに毎月の返済額を減らす方法。繰上返済する事で1回あたりの返済額が軽減されるものです。
利息負担を減らす目的では「期間短縮型」の方が効果は大きくなりますが、毎月の負担を軽減する事はできません。 利息を減らすのか、月々の返済額を減らすのか、目的によって選択する事が必要になります。